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5.不動産広告の見方

カテゴリ:不動産購入・売却 Q&A


こんにちは
MIKIホームの武友です。

今日のテーマは「不動産広告の見方」です。

不動産広告には最低限その物件を知ってもらうのに必要な情報が
記載されていますが
専門用語などが多く含まれている為
それが何を示すのかが解らないと言った声を良く聞きます。

勘違いや、希望的観測から、物件を過大評価してしまわない為にも
この記事をお役立ていただきたいと思います。

不動産広告には、消費者保護を目的に、
表示方法にいくつかの規制があります。
誇大広告の禁止や広告時期の制限等があり
不動産広告に表示しなければならない事項や基準が定められています。

広告の内容からどのような情報が得られるのか
解説していきます。


①所在地

地番や住居表示でその物件が何処に所在するのかを記載しています
地番と住居表示は必ずしも一緒では無いので気をつけてください。

地番は主に登記情報の取得や税金などの公的に使う場合に用い
住居表示は郵便物やナビや地図等で用いられることが多く
一般的にかかれるのは住居表示になりますが
土地のみで建物が無い場所などは地番しかありません。

新聞広告やネット広告には
番地までの記載が無いことが多いので
その物件を見たいときには
広告主に問い合わせて物件を見に行くようにしましょう。

②駅までの距離

最寄り駅までの所要時間を記載しています。
徒歩の場合1分で80mを基準に信号待ちや、登りなどの地形などは
考慮されていません。

バスを使わないと最寄り駅までいけない時は
最寄のバス停までの徒歩の時間と
バスに乗って駅までの所要時間を記載します。

③専有面積
基本㎡単位で記載されており、
土地などの売買相当面積が書かれています。
戸建住宅・マンション場合はプラス建物の延べ床面積
(各階数の床面積を合わせたもの)が記載されています。
バルコニーやグルニエ(屋根裏収納)などは延べ床面積に入りません

④間取り
間取りは数字と英語の組み合わせでの表示が良く使われます。
3LDKなら居室が3室、Lがリビング、Dがダイニング(食堂)
Kがキッチンという形になります。


⑤構造と階数・戸数
建物の構造としては、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造(S造)、軽量鉄骨造、木造などがあり
マンションなどの場合、階数や総戸数の記載があります。

⑥建築年月
建築年数は築年数での表示ではなく、建物が竣工した年月が表示されます。
なので、平成○○年○月という形で表示されます
また、未入居物件でも、建築後1年以上経過した場合は
不動産広告では「中古」として表示されます。

⑦管理・共益費(マンション・アパートの場合)
マンション、アパート等の共同住宅には
管理費・共益費・修繕積立金などが毎月かかる物件が大半です。
どれも、当初の金額より変更になることがあり
築年数に応じ修繕積立金などは上がる傾向にあります。
また、駐車場代・駐輪場代なども別でかかるケースが多いので
共同住宅購入の場合は住宅ローンの返済金以外に
固定費としていくらかかるかを前もって計算しておきましょう。

⑧地目・地勢
地目の種類は20種類以上あり「田」「畑」「宅地」「山林」「雑種地」
などがあり、家を建てられるのは「宅地」になり、宅地以外の土地に
住宅を建てる場合は地目変更が必要になります。

地勢は(ちせい)は土地の現況を指します。
「高台」「平坦地」「傾斜地」等の土地のありさまを表しています。

⑨接道状況

道路幅員6.6mの道路に接道12mといった形で
その物件がどのような道路にどのように面しているのかを表します。

⑩都市計画
都市計画を示した、都市計画法には、都市計画区域と呼ばれる区域が定められ
「市街化区域」「市街化調整区域」「非線引き区域」に分かれます。

1.都市計画区域
○市街化区域:原則として住宅建築可能な区域
○市街化調整区域:市街化を抑制すべき地域で原則として住宅建築不可な区域
○非線引き区域:上記以外の区域、原則として住宅建築可能な区域
2.用途地域
市街化区域には、用途地域が存在し
地域別に「建物の用途」や「規模の制限」がもけられていますので
建築する際には注意が必要です。

⑪設備
キッチンやバス、照明など不動産に付帯する物になります。
自身が快適に生活する為にどのようなものが必要かをリストにし
優先順位などをつけて物件を探すようにすると
購入後にあれがあればよかったと思わなくてすみますので
実践してみてください

⑫まとめ
不動産購入にあたって正確な情報を知る為には
ある程度の知識が必要です。
金額だけで「お得物件」と思ってしまうと
落とし穴が待っていたりします。

不動産はやはり「値段なり」に価格がついていることがほとんどです。
安ければ何かあります
土地ならば、古家の解体や擁壁のやり直しが必要であったり
中古戸建ならば、再建築不可やリフォーム費用が異常にかかったり
など、住む為に他の費用が発生し、総額で見ると高い買い物に
なる場合もあります。

失敗しない購入をする為に少しでもこの記事を活用ください。



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